一条工務店の外壁を黒にして1年半|蜂の巣・鳥のフン・光熱費の不安と、蓄電池のせいで細くなった窓
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外壁は、ハイドロテクトタイルのブラックにしました。
ただ、すんなり決まったわけではありません。一度ブラウンに決めて、6週間後に黒へ戻しています。そしてその変更が、リビングの窓を1本細くすることにつながりました。
黒にする前に妻が不安に思っていたのは、光熱費・蜂の巣・鳥のフンの3つでした。1年半住んだいま、それぞれどうなったかも記録します。
先に結論
- 外壁はハイドロテクトタイル ブラック(TD-12)、サッシは外部アーバングレー・室内ホワイト
- 候補は3色。オールブラック、オールブラウン、オールホワイトで、ツートンは最初から外した
- 2024年4月にブラウンで依頼し、5月18日にブラックへ変更した
- 黒にしたことで「蓄電池2台を玄関の隣に並べる」案が消え、リビングの窓を細くして東壁に2台分の壁を確保した
- 1年半後、蜂の巣はなし。汚れは離れると分からないが、雨のかからない場所は白くなる
- 光熱費への影響は確かめようがない。比べようがないなら好きなほうでいい、と決めた

候補は3色だった
打ち合わせの最初に、迷っている色を3つ伝えました。オールブラック、オールブラウン、オールホワイトです。あわせて、ツートンは考えていないとも伝えています。
ハイドロテクトタイルは複数の色を組み合わせられるので、ツートンにする人は多いようです。ただ、わが家は最初から単色で決めていました。
妻の本命は、この時点でブラックでした。
建てる会社をこれから決める人へ
外壁に何色から選べるのか、単色にできるのか、といった条件は会社ごとに違います。わが家は3色を候補にして選びましたが、それは一条の選択肢の中での話でした。外観をどこまで自分で決められるのかは、会社を決める前なら比較の材料になります。
複数のハウスメーカー・工務店にまとめて資料請求できるサービスがあります。届くのは各社の一般的なカタログが中心で、これだけで会社を決められるものではありません。比較の出発点として使うものです。建てる時期と建築予定エリアがある程度決まっている人向けです。
いったんブラウンに決めた
2024年4月、一条の街角展示場を見学しました。外壁の色を見に行ったのではなく、建てた後の家がどんなものかを見るためです。そのお宅の外壁はブラウンでした。実物を見た日の夜、そのままブラウンでお願いしますと連絡しています。
黒から離れた理由は3つありました。
SNSで、黒い外壁は光熱費が上がる・蜂の巣ができやすい・鳥のフンなどの汚れが目立つと書かれているのを見て不安になったこと。親が黒に反対したこと。そして前の家の外壁が茶色とアイボリーのツートンで、親にも茶色のほうが受け入れられやすそうだったこと。
見学したお宅がよかったことも重なって、少し柔らかくなりそうな茶色に振れました。
それでも黒に戻した
5月18日、ハイドロテクトタイルのブラックに決めたいと連絡しました。ブラウンで依頼してから、6週間ほど経っています。
戻した理由は、妻いわくかっこいいという気持ちが捨てきれなかったからです。加えて、電気代もそこまで高くなるわけではないという記事を見たことで、不安の1つが小さくなりました。
蜂の巣と鳥のフンについては、不安が消えたわけではありません。それでも黒を選んでいます。

蓄電池を「2台置けるように」と頼んでいた
ここに、色とは別の事情が絡んできます。
わが家の蓄電池は、もともとリビングの東側の壁に1台つく計画でした。この壁は、カーポートの裏にあたります。
打ち合わせの中で、将来もう1台足せるようにしておきたいと伝えました。太陽光を13.750kW載せているので、蓄電容量を増やす余地は残しておきたかったからです。
ところが東壁には窓があり、2台を並べる幅が足りませんでした。そこで設計士から出てきたのが、2台とも玄関の隣の壁に置くという案です。
なお、1台目と2台目を離れた壁に分けることはできませんでした。配管の都合で、蓄電池はまとめて置く必要があると説明を受けています。
外壁を黒にしたら、玄関横が消えた
黒に決めたいと伝えた同じ連絡の中で、妻はこう書いています。
外壁を黒にすると、蓄電池が玄関横はかなり目立ちそうで気になる、と。
蓄電池は白い箱です。茶色の壁ならまだしも、黒い壁に白い箱を2つ並べたら、玄関先で確実に目を引きます。訪ねてきた人が必ず正面から見る場所でもありました。
色を変えたことで、置き場所の案が1つ消えたことになります。
窓を細くして、壁を空けた
翌日、設計士から回答がありました。カーポート側の壁面に設置するなら、窓の調整が必要になる。そのうえで、設置可能な窓の型番が示されました。
このとき選べたのは、実質2つです。
2台目を諦めて窓をそのままにするか、窓を細くして2台分の壁を確保するか。
わが家は後者を選びました。妻からは、できれば窓は縦長がよいという希望を出しています。

縦長を選んだのには理由がありました。向かいに2階建てがあり、高い位置の横長の窓だと上から見えるのではないかと不安だったからです。結果的にすりガラスだったので心配は要りませんでしたが、その不安がなければ横長を選んでいたかもしれません。
いまはこの窓の前に植物を置いています。陽が当たるので、縦長にしてよかったと思っています。
最終的な図面では、リビング東壁の窓は細い縦長の1本になりました。空いた壁には、蓄電池1台目と、2台目用の下地が入っています。
リビングには別に大きな窓が1つあります。妻は、そちらがあるからもう一つが小さくなってもいいと思えたと言っています。
サッシは、外壁より後まで悩んだ
サッシの色は、外壁とは別に迷っていました。
最後まで残ったのは黒サッシです。当時、外壁も窓枠も黒で揃えた家がよく紹介されていて、いいなと思っていました。それでもアーバングレーにしたのは、汚れが目立たないほうを選んだからです。
5月18日のやり取りには「サッシは先日お伝えしたアーバングレーで」と書かれていますが、実際にはタイルを黒に決めたあとも黒サッシと迷っていました。
1年半後:蜂の巣はできなかった
黒い外壁は蜂の巣ができやすい、という話を見て不安に思っていました。
引き渡しから1年半、軒下にもポーチまわりにも蜂の巣はできていません。夏を2回越しての結果です。
もちろん、1軒の1年半で結論が出る話ではありません。ただ、少なくともわが家では起きませんでした。
汚れは、離れると分からない
外壁全体を見て、汚れが気になったことはありません。近所を歩いていて「あの家、汚れてるな」と思われる状態ではないと思います。
ただ、近づいて見ると白くなっている箇所があります。鳥のフンと思われるものです。

特に目立つのは玄関まわりの壁でした。理由ははっきりしています。雨が当たらない場所だからです。
ハイドロテクトタイルのセルフクリーニングは、光触媒で汚れの付着力を弱め、そこに雨が入り込んで洗い流すという仕組みです。メーカー側も、この効果は雨水の洗浄作用を利用するものなので、雨のかからない場所では十分に発揮できないと案内しています。
つまり、これは不具合ではありません。仕様どおりの結果です。
落とすのは簡単だった
白くなった部分は、水をかけて歯ブラシで軽くこすったらすぐ落ちました。洗剤も高圧洗浄機も使っていません。
軒下は汚れる。でも簡単に落ちる。この2つがセットだと分かっていれば、あまり気にならない話だと思います。
黒でいちばんきついのは、タイルの欠け
想定していなかったのはこちらでした。
タイルが欠けると、断面が白っぽく見えて目立ちます。

黒い面に白い点が出るので、コントラストが強く出てしまう。白い外壁なら同じ欠け方をしても、ここまで目立たなかったはずです。
とはいえ、これも離れて見て分かるものではありません。写真は接写しているから目立って見えます。
光熱費は、わが家のデータでは確かめようがない
黒い外壁は光熱費が上がる、という話がいちばん気になっていました。
結論から言うと、この家のデータでは確かめようがありません。
外壁の色が電気代に効いたかを言うには、同じ家の色違いと比べる必要があります。わが家には比較対象がありません。太陽光13.750kWも、さらぽかも、断熱性能も全部同時に効いているので、色だけを取り出せないのです。
実測の数字そのものは一条工務店の床冷房、電気代はいくら増えた?4月と7月を1日ごとに実測した結果に書いています。ただ、その数字を見て「黒でも変わらなかった」と言うことはできません。
「黒にしましたが電気代は変わりませんでした」と書けたら分かりやすいのですが、それは確かめていないことを書くことになります。
ただ、これは決めるときにも同じでした。
妻いわく、ブラックを諦めたとして、本当に電気代が安くなっているのか。ブラックにしたところで、すごく高くなるわけでもないんじゃないか。どちらを選んでも、比べようがない以上ずっとクヨクヨ考えてしまう。そういう性格だと自覚があったそうです。
だから、正確に比べようがないなら好きなほうでいい。そこに落ち着いてブラックになりました。
安直な理由だと本人は言っています。ただ、確かめる手段がないものについて、決めたあと何年も気にし続けるよりはいいのだと思います。
写真では、色が分からない
最後に、色を選んでいる人に向けて1つ。
この記事を書くために外壁の写真を撮ったのですが、画面いっぱいが壁だけの構図だと、実物よりずっと明るく写りました。カメラが自動で明るさを持ち上げるからです。
黒い外壁が、写真では中間のグレーに見える。
記事に載せた質感の写真は露出を下げて実物に近づけたものですが、それでも本物とまったく同じとは言えません。ネットで見た写真だけで色を決めるのは、思っている以上に危ういと思います。
妻が展示場に足を運んだことには、それだけの意味がありました。
こんな人は注意
- 軒が深い、庇の下が多い外観の人:雨が当たらない面は汚れが残ります
- 将来、蓄電池などを増やす可能性がある人:機器は後から買えますが、壁は後から作れません
- 写真とサンプルだけで色を決めようとしている人:実物とは見え方が違います
まとめ
- 外壁はハイドロテクトタイル ブラック、サッシは外部アーバングレー
- 候補はオールブラック・ブラウン・ホワイトの3色。ツートンは最初から外した
- 4月にブラウンで依頼し、5月18日にブラックへ変更した
- 黒にしたことで「蓄電池2台を玄関の隣に並べる」案が消えた
- リビングの窓を細くして、東壁に2台分の壁を確保した
- 1年半で蜂の巣はなし。汚れは離れると分からない
- 雨のかからない場所は白くなるが、水と歯ブラシで落ちる
- タイルが欠けると白く目立つ
- 光熱費への影響は確かめようがない。比べようがないなら好きなほうでいい、と決めた
よくある質問
Q. 外壁を黒にすると夏は暑くなりますか。
わが家のデータでは確かめようがありません。比較対象がないためです。
Q. 電気代が心配で黒を選べません。
わが家も同じでした。比べる手段がないと分かったので、好きなほうを選んでいます。実測の数字は公開していますが、色が効いているかは分かりません。
Q. 黒い外壁は汚れが目立ちますか。
離れて見る分には分かりません。近づくと、雨のかからない面に白い汚れが見えます。
Q. ハイドロテクトタイルなら掃除は不要ですか。
雨が当たる面はほとんど手をかけていません。雨のかからない面は別で、メーカー側も効果が十分に出ないと案内しています。わが家では水と歯ブラシで落ちました。
Q. 外壁とサッシは同時に決めるものですか。
わが家は外壁を先に決め、サッシはその後まで迷っていました。
Q. ツートンにしなかったのはなぜですか。
最初から単色で考えていて、打ち合わせの最初にその旨を伝えていました。
Q. 蓄電池を将来増やすなら、何を先に決めておくべきですか。
壁です。蓄電池は後から買えますが、壁は後から作れません。窓の位置と大きさを決める段階で、増設の可能性を伝えておく必要があります。