一条工務店の自在棚を13か所つけたら285,000円だった|品番・実寸・場所別の金額を全部公開


一条工務店の自在棚は、間取りの打ち合わせで何度も出てくる設備です。ただカタログを見ても、実際に1か所いくらかかるのか、何を置けるサイズなのかは、契約前だとなかなか見えてきません。

我が家では「タンスや棚を別に買わずに、収納は全部これでまかなう」という方針で進めた結果、家中に一条の自在棚を13か所、加えて自作の棚を2か所、合計15か所を設置しました。

見積書ベースで、一条の13か所は 285,000円 でした。

この記事では以下を公開します。

  • 13か所の内訳(場所別の個数と金額)
  • 品番AS1530・AS2030の実寸と重さ、1組あたりの金額
  • 場所ごとに何を置いているか
  • 洋室の自在棚を子どもの勉強机として使っている実例
  • 1年半使って感じた良い点と、正直に気になっている点

これから打ち合わせに臨む方が、設置数と予算を決めるときの材料になれば嬉しいです。

一条工務店の自在棚とは

自在棚(じざいだな)は、壁に取り付けた縦のレール(「棚柱(たなばしら)」と呼ぶ細長い金属パーツ)に、棚を支える金具(「棚受け(たなうけ)」)を引っ掛けて、その上に棚板を載せる棚です。

棚受けの位置を後から自由に付け替えられるので、棚板の高さを何度でも変えられます。置きたい物の大きさに合わせて棚の間隔を調整できるのが最大の特徴です。

一条工務店では、この自在棚が「オリジナル」(一条の自社製品)として用意されています。標準仕様の中から選べる設備ですが、無料ではなく、設置した数だけ見積書に金額が乗ります

我が家の設置数:13か所+自作2か所

一条の自在棚を場所別に整理すると次のようになります。

場所個数見積金額
LDK363,400円
シューズクローク486,400円
洋室369,000円
脱衣室120,200円
ホール(物入)246,000円
合計13285,000円

さらに、玄関ホールに自作で2か所を追加しています。総合計は15か所です。

自作棚については別記事で詳しく書いていますので、興味があればそちらもどうぞ。

一条工務店の玄関収納|2.5帖土間+自作棚でキャンプ道具も上着も「帰ったらすぐしまえる」を実現した実例

我が家で使った品番は2種類

一条の自在棚にはいくつかサイズがありますが、我が家が使ったのは次の2種類です。

品番奥行棚板1枚の重さ見積書 1組あたり
AS1530-WG-UWH77.7cm45cm5.4kg20,200円
AS2030-WG-UWH77.7cm60cm7.0kg23,000円

幅は同じ77.7cm、違うのは奥行きだけです。差額2,800円で、奥行きが15cm深くなります。

奥行き45cmは小物やストック類、奥行き60cmはレンジやコンテナなど大きめのものを置くのに向いています。何を置くかで選び分けます。

1組あたりの金額(20,200円 / 23,000円)は、棚板4枚と棚柱4本、棚受け18個、施工費までを含んだ金額です。

入居後に棚板を買い足すこともできる

一条工務店のアプリから、棚板を1枚単位で追加購入できます。価格はAS1530が3,410円、AS2030が4,180円でした(いずれも棚板1枚のみの価格で、棚受けは別途注文が必要です)。

棚柱がすでに設置されている場所なら、棚板を増やすだけで段数を増やせます。「入居してみたら思ったより段数が足りなかった」というときに、あとから調整できるのは助かります。

場所別に、何を置いているか

LDK:3か所・63,400円

キッチン周りに3か所配置しています。

カップボード隣(AS2030・奥行60cm)

カップボード隣の自在棚。奥行60cmでレンジとトースターを設置

奥行60cmを選んだのは、レンジとトースターを置くためです。一番下の段にはゴミ箱を入れています。家電を置くことが決まっていたので、棚板の位置に合わせて家電用のコンセントを設置してもらいました。

キッチンの隣(AS1530×2・奥行45cm)

キッチンの隣に、背中合わせで2つ並んでいます。1つはキッチン側、もう1つはLD側を向いています。

キッチン側を向いた自在棚。パントリーとして使用

キッチン側はパントリーとして使っていて、食材やストック品を置いています。

LD側を向いた自在棚。PC・プリンターの給電ステーション

LD側は、パソコンやiPadの保管場所兼、給電ステーションになっています。プリンター、スキャナー、シュレッダーもここです。こちらも家電用のコンセントを設置しました。

背中合わせで用途がまったく違う2つになりましたが、どちらも「家電を置く前提でコンセントを付けておく」という考え方は共通しています。

シューズクローク:4か所・86,400円

シューズクロークの左右の壁に、上下2段ずつ合計4か所を配置しています。

向かって左手(AS1530×2・奥行45cm)

シューズクローク向かって左手の自在棚。奥行45cm×上下2段

奥行45cmには、キャンプ道具の小物を置いています。

向かって右手(AS2030×2・奥行60cm)

シューズクローク向かって右手の自在棚。奥行60cm×上下2段

奥行60cmには、長いテント、大型のクーラーボックス、コンテナボックスなど、かさばるキャンプ用品を収納しています。

左右で奥行きを変えているのは、置きたいものの大きさを最初から想定していたためです。ここは設計段階で意識して決めました。

洋室:3か所・69,000円(子どもの勉強机として使用)

洋室の壁面に、自在棚を3つ並べて配置しています。3つとも AS2030(奥行60cm)です。

洋室に3つ並べた自在棚。棚板の位置に合わせてコンセントを設置

このうち2つは子どもの勉強机として使っています

前の家ではダイニングテーブルで勉強していた経緯があり、子どもがまだ小さいうちは同じスタイルになると考えて、設計段階から「机として使う」ことを前提に計画しました。棚板の位置を椅子に座って作業しやすい高さに合わせ、その棚板を机の天板として使っています。

棚の中には照明用のコンセントを設置してもらいました。

**ただし、これはメーカーが推奨している使い方ではありません。**自在棚は棚受けに棚板を載せているだけの構造なので、何かの拍子に棚板が外れる可能性が残ります。奥行60cmの棚板は1枚7.0kgあり、これが落ちてくると危険です。

我が家では、机として使っている段には荷重をかけないこと、棚板が棚受けにきちんと収まっているかを確認することを前提にしています。同じ使い方をされる場合は、この点をご自身で判断してください。特に小さいお子さんが下に潜り込む可能性がある場所では、慎重に考えたほうがいいと思います。

将来、子どもが成長して個室に学習机を置くようになったら、棚板の位置を上げ直してそのまま収納棚に戻せます。専用の学習机を買わずに、成長段階に応じて用途を変えられるのは自在棚ならではです。

脱衣室:1か所・20,200円

脱衣室に1か所、AS1530(奥行45cm)を配置しています。

脱衣室の自在棚。奥行45cm、下着やタオルを収納

洗剤のストックや、家族の下着・タオルを置いています。

ここには打ち合わせ段階でコンセントも設置してもらいました。当初の意図は「洗面所まで行かなくてもここでドライヤーをかけられるように」というものでしたが、結局ドライヤーは洗面所で使っています

とはいえコンセント自体は無駄になっていません。今はHomePod miniとCIOの防水スピーカーの給電に使っています。

ホール(物入):2か所・46,000円

LDKから寝室や子ども部屋へ向かう廊下沿いに、同じ形状の物入が3つ並んでいます。そのうち2つが自在棚仕様(AS2030・奥行60cm)で、残り1つは自在棚のない通常の物入です。

廊下沿いの物入に設置した自在棚。奥行60cm

写真は真ん中の物入です。左隣にも同じ形状の自在棚がもう1つ並んでいます。

ここにもコンセントを設置しました。左側の物入は、スティック型掃除機の保管場所兼、給電ステーションにしています。廊下の途中にあるので、掃除機を取り出す動線としても使いやすい位置です。

加えて自作した2か所

玄関ホールに、自分で設置した棚が2か所あります。棚柱と棚板は前の家で使っていたものをそのまま持ってきました。打ち合わせ段階で「壁に下地を入れてもらう」ところまでを依頼し、設置は自分で行っています。

詳しくは以下の記事にまとめています。

一条工務店の玄関収納|2.5帖土間+自作棚でキャンプ道具も上着も「帰ったらすぐしまえる」を実現した実例

家中につけて分かった良い点

1. 床から天井まで無駄なく使える

棚柱を床近くから天井付近まで長く設置してあるので、上下の空間をデッドスペースなく使えます。上段には使用頻度の低いもの、中段には日用品、下段には重いもの、という使い分けが自然にできます。

2. 棚板の位置を後から自由に変えられる

これが自在棚の本領です。置きたい物のサイズに合わせて、棚板の間隔を後から何度でも変えられます。家電を買い替えたとき、収納するものが変わったとき、その都度組み直せるのは大きな利点です。

3. 前の家の荷物が全部収まった

前に住んでいた家はかなり広く、荷物の量も多かったのですが、引っ越してきたときに家中の自在棚だけで全部収まりました。タンスや衣装ケースを買い足していません。

4. 家具を別に買わなくていい

タンス、食器棚、本棚などを別途購入する必要がありません。壁面に一体化しているので、部屋の中がすっきりします。

5. 奥行き45と60を使い分けられる

シューズクロークの例のように、AS1530(45cm)とAS2030(60cm)を用途に応じて選び分けられます。奥行きが15cm違うだけで、置けるものがかなり変わります。

気になる点(正直に)

1. とにかく棚板が重い

棚板1枚あたりの重さは、AS1530(45cm)で5.4kg、AS2030(60cm)で7.0kgあります。頑丈な作りで、1枚あたり20kgまで載せられる仕様なのですが、そのぶん棚板自体がかなり重量物です。

棚の位置を変えるときは、棚板を持ち上げて棚受けを外し、棚受けを別の位置に付け替えてから棚板を戻す、という作業になります。45cmのほうが軽いとはいえ5.4kgあるので、正直どちらも重いです。

そして、棚板の角で壁紙を削ってしまったことが数回あります。持ち上げながら位置を合わせる作業なので、どうしても壁に当たります。位置変更のときは、壁との間に何か当て物をしたほうが安全だと思います。

2. 285,000円は無視できない金額

13か所で合計285,000円。安くはありません。

ただ、これでタンス・食器棚・本棚の購入費がゼロになっています。市販の収納家具を揃えることを考えると、1組あたり約2万円で壁面収納が手に入るのは、家全体の収納コストとしては悪くない選択だったと感じています。

家全体の予算に対して自在棚にいくら割り当てるかは判断が分かれるところです。我が家は「家具を別に買わない代わりに、自在棚を最初から多く付ける」という方針で予算配分を決めました。

まとめ

一条工務店の家に自在棚を13か所(+自作2か所)設置した実例と、見積書の金額を場所別に公開しました。

  • 我が家が使ったのは**AS1530(奥行45cm・20,200円)AS2030(奥行60cm・23,000円)**の2種類(見積書1組あたり)
  • 幅は同じ77.7cm、違うのは奥行きだけ
  • 13か所で合計285,000円、加えて自作2か所
  • 家電を置く棚には、設計段階でコンセントを一緒に計画しておくと使い勝手が上がる
  • 洋室の棚は子どもの勉強机として使用中(ただしメーカー推奨の使い方ではない点に注意)
  • 気になる点は「棚板が重い(45cmで5.4kg、60cmで7.0kg)」「金額はそこそこ高い」の2点

これから打ち合わせに臨む方は、品番・実寸・単価を把握したうえで設計士に相談すると、収納の検討が早く進みます。カタログには載っていない実額として、参考になれば嬉しいです。

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