一条工務店の玄関収納|2.5帖土間+自作棚でキャンプ道具も上着も「帰ったらすぐしまえる」を実現した実例
「ただいま」のあと、上着やバッグ、子どものランドセルがリビングに散らかっていく——そういう家にしたくなかった。
一条工務店で家を建てる際、玄関収納に一番時間をかけた。「帰ったらすぐしまえる」動線をつくること。それが最初から決めていたゴールだ。
結果として、2.5帖の土間に自在棚4つ+パイプハンガーを組み合わせ、キャンプ道具一式・レインウェア・上着をすべて玄関で完結させることができた。さらにSADIOT LOCK Hub2MでSiriから施錠できるようにし、鍵を取り出す動作もなくした。
※ここで紹介している2.5帖は自在棚のある収納部分の土間です。玄関を入ってすぐの土間(約1.1帖)を含めると、土間全体は約3.6帖になります。
この記事では我が家の玄関収納の実例を、一条工務店特有の制約(デシカント換気との干渉問題)も含めて正直に紹介する。
玄関の全体構成
我が家の玄関は「土間」と「玄関ホール」で構成されている。

動線はこうなっている。玄関ドア(ダンジュ)を開けて入ると、正面に鏡付きのシューズボックスがある。そこから右側に土間が続き、土間の左右の壁に自在棚を設けている。玄関を入ってすぐ、土間の正面に一段上がった玄関ホールがあり、ホールからスリットスライダー(引き戸)を抜けるとリビングにつながる。
間取りは下の図のとおり。

- 土間(2.5帖):左右の壁の自在棚にキャンプ道具を収納。奥にパイプハンガーでレインウェア・傘
- 玄関ホール:デシカント換気側の壁に自作の自在棚(日常使いのバッグ・ランドセル・上着)
- 玄関ドア:断熱ドア「ダンジュ」+スマートロック「SADIOT LOCK」
斜めかまちはオプションで採用した。狙いは、シューズボックスの鏡付き扉を開けやすくすることだ。框が斜めになっていることで、玄関ホールから土間に降りなくても、ホールに立ったまま手を伸ばして扉を開け、姿見で身だしなみを確認できる。出かける前のこの動作がスムーズになった。玄関が狭めの我が家では、この斜めの框がちょうどいい使い勝手につながっている。
土間収納|キャンプ道具一式をここに集約した
土間には自在棚を4つ設置し、キャンプ道具専用の収納スペースにした。

棚の使い方はこうなっている。
- 最上段:シュラフ×3(グリーン系の収納袋に入れて立てる)
- 2段目:マット・椅子・子どもの遊び道具など
- 3段目:ウォータータンク+カゴ(細かいもの)
- 4段目:コンテナボックス(食器類など)
- 5段目:グレーボックス(調理器具など重いもの)
棚の奥にはパイプハンガーを設置し、mont-bellのレインウェア(上下)を常時かけている。

雨の日に帰ってきたら、土間でレインウェアを脱いでそのままパイプハンガーに掛けられる。玄関にレインウェア専用の掛け場所があるので、濡れたまま土間で乾かせる。わざわざ別の場所まで運ぶ必要がなく、動線が短いのが思った以上に快適だった。
来客時は、ニトリで買ってきたロールスクリーンを下ろすと棚全体が隠れてすっきりする。サイズの合うものを選んで取り付けただけだが、来客時の見た目が大きく変わる。

一条工務店の制約|デシカント換気の前には棚が置けない
ここは一条工務店ならではの注意点として正直に書いておく。
玄関ホール側にも棚を設置しようとしたところ、設計士から「デシカント換気(全熱交換型換気システム)のメンテナンス口の前には自在棚を設置できない」と言われた。

デシカント換気は定期的なフィルター交換が必要で、さらに機械が故障したときには本体を取り出して修理・交換する必要がある。そのメンテナンス口を棚で塞いでしまうと点検も取り出しもできなくなるため、ここには標準の自在棚を設置できない、という説明だった。
解決策として取った方法が壁下地を入れてもらい、自分で棚を設置することだった。
玄関ホール収納|壁下地を入れて自作した棚の使い方

一条工務店の施工時に「この壁に棚を後から付けたい」と伝えれば、壁の中に下地(補強板)を入れてもらうことができる。これをやっておかないと、後から壁に棚受けを固定するのが非常に難しくなる。
我が家のホール収納の使い方はこうなっている。
- 奥の自在棚上部:使用頻度の低いバッグ類
- 奥の自在棚取り出しやすい位置:妻のバッグ
- 手前の棚下部:子どものランドセル(帰宅後すぐここに置く)
- 手前の天棚:身長が高い私(夫)のバッグ
- パイプハンガー:毎日使う上着・子どもの制服

子どもが帰ってきたらランドセルをここに置くだけで完結する。リビングに持ち込まない習慣が自然につくれた。
来客時はニトリのカーテンレール+カーテンを自分で取り付けて目隠しできるようにした。

玄関ドア「ダンジュ」とSADIOT LOCK Hub2M

玄関ドアは一条工務店の断熱ドア「ダンジュ」を選んだ。縦長のスリットガラスが特徴で、採光しながら外の視線は遮れる。断熱性能は一条工務店の基準を満たしており、冬でも玄関が極端に寒くなることはない。
ダンジュには、SADIOT LOCK本体が標準で搭載されている。このSADIOT LOCK自体にBluetooth通信機能があり、それ単体でもスマホアプリから(玄関のそばで)操作できる。

我が家ではここに「SADIOT LOCK Hub2M」を追加した。Hub2Mは別売りの機器だ。リビングのコンセントに挿したUSBアダプタに取り付けて給電している。
Hub2Mを追加した一番の目的は、鍵を自動で開けられるようにすることだ。スマートフォンを持って玄関に近づくだけで自動で解錠される(ハンズフリー解錠)。荷物を持って帰宅したとき、鍵を探してカバンをゴソゴソしなくていい。これが地味に大きなストレス解消だった。
さらにApple HomeKitとも連携できるので、施錠は「Hey Siri、鍵を閉めて」で完結する。
我が家での使い方をまとめるとこうなる。
- 解錠:スマートフォンが玄関に近づくと自動で解錠(ハンズフリー)
- 施錠:「Hey Siri、鍵を閉めて」で完結
NED(脱臭・イオン)

玄関にはNED(ナノイー脱臭)を設置した。キャンプ道具や靴の臭いが気になるかと思っていたが、1年住んでみて玄関特有の臭いはほぼない。全館さらぽかの換気効果もあるとは思うが、NEDの効果も体感できている。
まとめ|玄関収納で後悔したこと・よかったこと
よかったこと
- 土間2.5帖でキャンプ道具一式が収まった
- 斜めかまちで狭い玄関でも動きやすい
- 壁下地を入れて自分で棚を設置できた
- SADIOT LOCKでハンズフリー解錠が快適
- 来客時はカーテン+ロールスクリーンで即スッキリ
後悔・注意点
- デシカント換気の制約は設計段階で把握しておくべきだった。後から「ここに棚を置けない」と知るのは困る。一条工務店で玄関収納を検討している方は、設計士に早めに確認することをすすめる
- 土間のロールスクリーンはニトリの既製品を取り付けた。ちょうどいいサイズを探すのに少し手間がかかった
注文住宅の資料請求はタウンライフが複数社を一括比較できて便利だった。玄関収納の要望を具体的に伝えると、各社の提案に差が出て参考になる。
(追記)玄関の色選びについては、床とキッチンの色選びの記事でも触れています。