一条工務店グランスマートの床とキッチンの色選び|グレー床×黒いキッチン床にした我が家の実例


家づくりの打ち合わせで意外と時間を使ったのが、床とキッチンの「色」でした。カタログやタブレットの小さなサンプルだけで、家全体の印象が決まってしまう。しかも床は後から簡単に変えられません。

この記事では、一条工務店のグランスマート(平屋)で建てた我が家が、床・キッチン・洗面台・シューズボックスの色をどう組み合わせたかを、実際の写真つきで紹介します。なお、選べる床材や色の選択肢は商品(グランスマート/グラン・セゾン/i-smartなど)によって異なるので、その点はご注意ください。我が家の場合の一例として読んでもらえればと思います。

我が家の色の組み合わせ一覧

まず全体像です。

場所面材・扉の色
LD・居室モクリア(MOQULIA)グレー・ウォールナット
キッチン部分の床石目調フローリング ブラック
洗面所・脱衣室・トイレ石目調フローリング グレー
キッチン(グレイスキッチン)扉:グレージュ/天板・シンク:ブラック
カップボード扉:グレージュ/カウンター:ブラック
洗面化粧台扉:ホワイト
シューズボックスグレージュ

ポイントは3つです。

  1. LDの床は明るめの木目(グレー・ウォールナット)、キッチンの床だけブラック
  2. キッチンとカップボードはグレージュ×ブラックの2トーンで統一
  3. 洗面台だけあえてホワイト

順番に理由を書いていきます。

LDの床はモクリアのグレー・ウォールナット

我が家は平屋なので、床の色は家全体の印象に直結します。メインの床は、一条オリジナルのフローリング「モクリア(MOQULIA)」のグレー・ウォールナットです。

ひとつ補足すると、「グレー」と名前につきますが、実物はグレー一色の床ではありません。冒頭の写真の左側がまさにこの床ですが、見ての通り、グレーがかった明るめの木目、という色味です。名前だけで想像すると実物とギャップがあるかもしれないので、サンプルや写真で確認するのがおすすめです。

決め手は2つありました。1つは、前の家の床がダークブラウンで、部屋全体が暗い印象になりがちだったこと。今回は明るい色にしたい、という思いがまずありました。

もう1つは、キッチンとのバランスです。キッチンは床も含めてブラック基調にしたいと決めていたので、LDの床を明るくしすぎるとキッチンとの差が大きくなりすぎる懸念がありました。そこで「明るくしたいけれど、キッチンの黒とも離れすぎない」ちょうど中間の色として選んだのが、グレー・ウォールナットです。

キッチンの床だけ石目調ブラックにした理由

ヒーロー画像(記事冒頭の写真)が、まさにその境目です。LDの木目グレーの床が、キッチンに入るところで石目調のブラックに切り替わります。

キッチンの床をブラックにした一番の理由は、黒いキッチンへの憧れです。ちょうど黒の樹脂シンクが選べるようになったタイミングだったこともあり、「それなら床まで黒で統一しよう」と決めました。機能から入ったというより、まず「こうしたい」が先にあった選択です。

正直に書くと、決める前に心配だったのはホコリです。黒い床はホコリが目立つ、とよく言われます。ただ、住んでみた実感としては、我が家では思ったほど気になりませんでした。

そして住んでみて気づいた思わぬ効果がひとつ。黒い床、落ちた米粒(乾いたやつ)がとにかく見つけやすいです。明るい床だと同化して行方不明になる米粒が、黒い床だと一粒から即発見できます。狙った効果ではまったくないのですが、地味にうれしい結果オーライでした。

また、石目調フローリングは表面が耐水性のあるシート仕上げで、もともと水回りを中心に採用されてきた床材です。水はねの多いキッチンとの相性という意味でも理にかなっています。ただし「石」のような硬さがあるわけではないので、重い物を落とせば傷はつきます。あくまで表面の耐水性が高い、という理解が正確だと思います。

キッチン・カップボードはグレージュ×ブラックの2トーン

左がグレイスキッチン、右がカップボード。どちらも扉グレージュ×天板ブラックの2トーンで統一

キッチン本体はグレイスキッチン(KG19-27WDL ワイドカウンタータイプ・ダイニング側引き出し付)です。扉はグレージュ、天板(グラリオカウンター)と樹脂シンクはブラックの2トーンにしました。樹脂シンクのブラックは標準仕様内の色選択です。

扉の色は、まったく迷いませんでした。「一条で建てるなら、キッチンの扉はグレージュ」というくらい、最初からグレージュ一択でした。洗面台やシューズボックスではあれこれ比較検討したのに、キッチンだけは即決です。

カップボード(CS19-B180D ベーシックタイプ・奥行650mm)も、キッチンと同じ「扉グレージュ×カウンターブラック」の配色にしています。写真のように、キッチン側とカップボード側で色がちぐはぐにならず、向かい合う2列が同じトーンでそろうのがこの組み合わせの気に入っているところです。黒い石目調の床も両方の黒い天板とつながって、足元から引き締まって見えます。

洗面台はあえてホワイト|「窓のない部屋」の明るさ優先

洗面化粧台。扉はホワイト、床は石目調フローリングのグレー

洗面所・脱衣室・トイレの水回り3室の床は、石目調フローリングのグレーです。そして洗面化粧台(グレイス・シリーズ)の扉は、ここだけホワイトにしました。

理由はシンプルで、我が家の洗面所には窓がないからです。窓がない部屋は照明を点けても暗い印象になりがちなので、面積の大きい洗面台の扉を白にして、少しでも明るく見えるようにしました。

シューズボックスはグレージュ|サンドと最後まで迷った

シューズボックスの色はグレージュです。実はここが一番迷ったところで、最後までサンド(明るい色)と迷いました

というのも、我が家は玄関にも大きな窓がなく、暗くなりそうだったからです。洗面所と同じ理屈なら、明るい色を選ぶべき場面です。実際、明るいサンドをかなり真剣に検討しました。

それでも最終的にグレージュにしたのは、家全体の統一感を優先したからです。キッチン・カップボードとトーンを揃えることで、玄関からLDKまで色がつながります。

振り返ると、同じ「窓のない空間」でも、玄関では統一感を、洗面所では明るさを優先していました。どちらが正解というより、「その場所で自分が何を一番大事にしたいか」で優先順位が変わる、というのが色決めの実感でした。ちなみに玄関収納の実例(シューズボックス周りの様子も含む)は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ:これから色を決める人へ

我が家の床・キッチンの色選びをまとめると、こうなります。

  • LD・居室の床:モクリア グレー・ウォールナット
  • キッチン部分の床だけ石目調ブラック(黒いキッチンへの憧れ。ホコリは思ったほど気にならず、乾いた米粒は見つけやすいという結果オーライも)
  • キッチン・カップボードは扉グレージュ×天板ブラックの2トーンで統一
  • 洗面台は窓なしの暗さ対策でホワイト(明るさ優先)
  • シューズボックスはサンドと迷ってグレージュ(統一感優先)

色決めはサンプルの小ささとの戦いですが、「見た目」だけでなく「その場所で何をするか(掃除・明るさ・統一感)」から逆算すると決めやすくなります。これから色を決める予定の人の参考になれば嬉しいです。