一条工務店の自動浴槽洗浄が洗うのは「浴槽の内側だけ」だった|1年半使って、毎日スポンジを持つ場所

一条工務店の自動浴槽洗浄が洗うのは「浴槽の内側だけ」だった|1年半使って、毎日スポンジを持つ場所


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打ち合わせのとき、自動浴槽洗浄と聞いて「風呂掃除がなくなるのか」と思いました。

1年半使った今の答えは、なくなってはいません。ただし、減った場所と減らなかった場所がはっきり分かれています。その線は、実はメーカーが取扱説明書に書いていました。

毎日やっていること

流れはこうです。

風呂から上がってから、浴槽のふちと洗い場の床をスポンジで洗う。フタを閉める。リモコンで「ふろ掃除」を押す。終わったらフタを立てかけて、次に沸かすまで乾かす。

浴槽のフタを立てかけて乾かしている様子

このフタの立てかけ方が、わが家の定位置です。閉じたままにしておくと内側が乾かないので、洗浄が終わったら必ず開いてこの形にします。

フタは、軽いほうを選べばよかった

浴槽のフタは打ち合わせで選びます。わが家が選んだのは「真空断熱材2枚組蓋」。もう一方の選択肢は「ウレタン軽量取手付2枚組蓋」でした。重さは1枚あたり2.3kgと1.9kgです。

お湯が冷めにくいほうがいいと考えて、真空断熱材にしました。いまはウレタンにすればよかったと思っています。

理由は2つです。まず、うちは浴槽にお湯を長い時間ためたままにしません。冷めにくさが効く場面がほとんどありませんでした。

もうひとつが自動洗浄です。洗浄のときはフタを閉めるよう取説で指定されています。閉めずに運転すると洗剤が浴槽の外へ飛び散るためで、ここは省けません。つまり毎日、閉めて、終わったら外して立てかける。この動作を1年半くり返してきました。

差は1枚で0.4kgですから、数字としては小さいと思います。ただ、選択肢の名前のとおり、ウレタンのほうには取手が付いています。毎日つかんで動かすものなら、そちらのほうが扱いやすかったはずです。使ったことがないので比べられませんが、選び直すならウレタンにします。

自動洗浄がなければ、フタ自体なくてもいいくらいです。でも自動洗浄を使う以上、フタは毎日さわるものになります。だとしたら、見るべきは保温性ではありませんでした。

リモコンにあるのはこれだけ

わが家の機器はリンナイのRBWUG-1、洗浄専用リモコンがBAW-200Lです。

洗浄専用リモコンBAW-200L

コースは3つあります。

コース洗剤量の目安洗浄時間の目安
1:エコ約18mL約7分
2:標準約25mL約9分
3:念入約40mL約13分

わが家はずっと標準です。この時間に排水を待つ時間は含まれていません。排水待ちは工場出荷時で10分に設定されていて、実際にボタンを押してから終わるまでは20分ほどかかります。

ふちと床を洗い終えてから押して、あとは放っておきます。

浴槽の中は、1年半で2回しか手洗いしていない

入居したときと、年末の大掃除。この2回だけです。

浴槽内の壁面と底

汚れていないわけではありません。よく見れば汚れはありますし、髪の毛も残っています。ただ、手洗いしたいと思うほどではない、というのが正直なところです。

取扱説明書は、浴槽全体を目安として2週間に1回、または気になったときに中性洗剤とスポンジで手洗いするよう書いています。わが家はその頻度を大幅に下回っていますが、それで困っていません。ここは各家庭の感じ方によると思います。

なお、髪の毛が残るのは機能の限界ではなく、こちらの手抜きです。取説には洗浄の前に浴槽内の目立つごみを取り除くよう書かれています。それをやっていないだけでした。

取説が引いている線

取扱説明書の6ページに、こんな見出しがあります。

自動で「ふろ掃除」運転ができるのは、浴槽の内側だけ

浴槽のふちと側面(エプロン)は洗えない、と明記されています。さらに浴槽の中でも、追いだきの循環アダプターのように洗浄液が届きにくいところは手洗いを、と書かれています。

この線が、そのまま日々の手間の分かれ目になっています。

線の外側は、毎日スポンジを持つ

浴槽のふち、洗い場の床、そしてエプロンの下。

洗い場の床とエプロン

エプロンが出っ張っているので、その下は手が入りにくい場所です。洗いにくいぶん汚れがたまりそうなので、床と一緒に毎日スポンジで洗っています。

なお、洗う面そのものを減らす選択もあります。わが家は前の家でカウンターの裏にカビが生えた経験から、浴室の手洗いカウンターを最初から取り止めました。

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気づいたときに洗う場所も3か所あります。

洗浄ノズルの根元。ノズルと浴槽のあいだに汚れが残りやすく、定期的にこすっています。

洗浄ノズル

この写真でも、ノズルの左下に汚れが写っています。ここまで1年半、歯ブラシでこすってきました。ただ、この記事を書くために取説を読み直したら、綿棒などで取り除くように、傷が付かないように、と書かれていました。歯ブラシは今日でやめて、綿棒に替えようと思います。

あとは、ドアのガラスと枠のあいだのパッキン。ここは汚れがたまるので、気になったときに洗っています。

そして洗剤投入口です。

洗剤が投入口に入っていかない

指定の洗剤は花王バスマジックリン(黄色)です。これ以外を使うと洗浄やすすぎが不十分になったり故障の原因になる、と取説に書かれています。指定品なので選ぶ余地はありません。わが家は業務用の4.5Lを使っています。

洗剤投入口

フタと浴槽のあいだに汚れがたまるので、洗剤を入れるときに一緒に洗っています。写真にもピンク色の汚れが写っています。

問題は、この投入口に洗剤が入っていかないことです。

4.5Lのボトルから直接は注げないので、いったん計量カップに移してゆっくり注いでいます。それでもあふれます。

理由は自分なりにこう考えています。洗剤タンクの空気は投入口から抜けるしかありません。そこにフィルターがあり、洗剤で濡れると泡が立つ。その泡が空気の通り道をふさぐので、洗剤が落ちていかない。あくまで推測で、取説にこの説明はありません。

ただ、あふれること自体はわが家だけの話ではなさそうです。取説には、あふれた場合は布でフィルタ内をふきとり、洗剤がなくなってからもう一度ゆっくり入れるように、という手順が用意されています。メーカーもあふれる前提で書いているということです。

救いは、毎日の作業ではないことです。洗剤タンクの容量は最大で約750mL。ランプが点滅したら約500mLを補充する目安で、点滅の直後からでも6回ほどは運転できます。標準コースの25mLで割ると、500mLの補充で20回分。3週間に1回くらいの作業です。

4.5Lで1,648円なら、500mLの補充1回あたり約183円。1回の洗浄で9円ほどの計算になります。

排水口のヘアーキャッチャーを替えたら、毎日が週1回になった

洗い場の床の排水口です。もともと付いていたヘアーキャッチャーを外して、妻が選んだものに替えました。

交換したヘアーキャッチャー

それまでは毎日、髪の毛を取っていました。替えてからは1週間に1回で済んでいます。使いはじめて1年です。

自動洗浄が届かない場所のうち、手間が減ったのはここだけです。2,530円でした。

※STD140は排水口の直径140mm用です。ご自宅の排水口を測ってから選んでください。

自動洗浄は、風呂掃除をなくす機能ではない

1年半使って分かったのは、この機能が引き受けるのは浴槽の内側だけで、それはメーカーが最初から書いていたということです。

その範囲では、よく働いています。中の手洗いが2回で済んでいるのは、この機能がなければありえません。一方で、ふち・床・エプロンの下は毎日、ノズルの根元・パッキン・洗剤投入口は気づいたときに、自分で洗っています。

参考までに、機器の消費電力は定格9.5W、待機で1Wです。待機だけなら年間9kWhほど。保証は本体1年、修理用の部品は製造打ち切りから7年保有と書かれています。

掃除とは別に、この装備にはもうひとつ効いている面があります。排水栓が自動で開け閉めされるので、外出先からお湯はりをしても、栓の閉め忘れでお湯が流れる心配がありません。

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風呂掃除がゼロになると思って選ぶと、期待とはずれると思います。浴槽の中を洗う手間が消えて、そのぶん外側に手が回せるようになる。そう考えるのが近いです。わが家はそれで満足しています。

まとめ

自動浴槽洗浄は、風呂掃除をなくす機能ではありませんでした。

  • 洗ってくれるのは浴槽の内側だけ。これは取説に明記されている
  • その範囲では効いていて、浴槽の中を手洗いしたのは1年半で2回
  • ふち・洗い場の床・エプロンの下は、いまも毎日スポンジで洗っている
  • 洗浄ノズルの根元と洗剤投入口は、気づいたときに洗う
  • 洗剤は花王バスマジックリン(黄色)の指定。500mLの補充で20回ぶん、1回あたり約9円
  • 浴槽のフタは毎日閉めて外すので、保温性より軽さで選べばよかった
  • 消費電力は定格9.5W・待機1W。保証は本体1年、部品は製造打ち切りから7年

よくある質問

Q. 自動洗浄があれば、風呂掃除はしなくていいですか

浴槽の内側だけです。ふち・洗い場の床・エプロンは範囲外なので、そこは自分で洗うことになります。

Q. 洗剤は市販のものでいいですか

花王バスマジックリン(黄色)の指定です。それ以外を使うと洗浄やすすぎが不十分になったり、故障の原因になると取説に書かれています。

Q. 洗剤の補充はどれくらいの頻度ですか

わが家は標準コースなので、500mLの補充で20回ぶんです。3週間に1回くらいのペースになります。

Q. 浴槽のフタは必要ですか

洗浄のときに閉めるよう取説で指定されています。閉めないと洗剤が浴槽の外へ飛び散るので、省けません。

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