一条工務店の子供部屋、間仕切りは3本引き戸にした|間口2390mmでも実際にひらくのは1500mmだった

一条工務店の子供部屋、間仕切りは3本引き戸にした|間口2390mmでも実際にひらくのは1500mmだった


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子供部屋を2つに分けるとき、間を壁にするか、開けられる建具にするか。わが家が悩んだのはここでした。最終的に3本引き戸を選び、1年半使っています。

住んでみて分かったのは、間口が2,390mmあっても、全部開けてひらくのは1,500mmだったということです。残りは建具が立ったままです。

もうひとつ、間仕切りの両端には壁の出っ張り(この記事では「壁の凸」と書きます)が残りました。これを小さくするために窓のサイズを変更したのに、図面では何も変わらず、最終的に窓を元に戻しています。

この記事では、入居後に実測した寸法と、打ち合わせのLINEに残っている記録をもとに、その経緯を書きます。

なお、部屋の呼び方は図面に合わせています。子供部屋2室は、図面上の「洋室」「洋室(2)」にあたります。

先に結論です。

  • 間口2,390mmの3本引き戸で、全部開けてもひらくのは1,500mm(間口の約63%)
  • 建具1枚は870mm。閉めると1か所あたり110mmずつ重なる
  • 間仕切りの両端に壁の凸が残る。どちらも約120mm
  • 「窓を小さくすれば凸は小さくなる」と説明を受けて窓を変更したが、図面では変わらず、構造上これ以上小さくできないと説明を受けて窓を元に戻した
  • 反対側の凸にスイッチを置きたいと依頼したが、設置できないと回答され、元の位置に戻った
  • 1年半、ほぼ開けっぱなしで使っている。上吊り式で建具の下に隙間があるため、閉めても音と光は抜ける

結論:間口2,390mmで、ひらくのは1,500mm

まず実測です。

項目実測値
間仕切りの間口2,390mm
建具1枚の幅870mm
閉めたときの重なり1か所あたり110mm(計算値)
全部開けたときの開口1,500mm
開けても残る建具約890mm

3本引き戸は「開けると2枚分ひらく」と説明を受けます。これ自体は間違っていません。ただ、間口に対する割合でいうと約63パーセント開けても4割近くは建具が立ったままになります。

建具870mm×3枚=2,610mmから間口2,390mmを引くと220mm。これが2か所の重なりぶんなので、1か所あたり110mmという計算になります。

実物がこちらです。まず閉めた状態。

3本引き戸を閉めた状態。3枚の建具が間口をふさいでいる

同じ位置から、全部開けた状態です。

3本引き戸を全部開けた状態。建具3枚が右側に重なり、左側に開口ができている

開けても右側に建具が残っているのが分かると思います。「壁がなくなって2部屋が1つになる」というイメージで検討すると、実物とはずれます。ここは先に知っておいたほうがいい部分だと思っています。

悩んだのは「何本にするか」ではなく「壁にするか、扉にするか」

わが家がこの場所で迷ったのは、建具の本数ではありませんでした。そもそも間仕切りを壁にするか、開けられる建具にするかです。

一条工務店では、部屋と部屋の間の間仕切り戸は本数を選べます。設計士からは、2本なら開放時に1枚分、3本なら2枚分ひらく、という説明を受けました(この説明を受けたのは、LDKと洋室(3)の間の建具を検討していたときのことです)。

洋室(3)の経緯は別記事にまとめています。

一条工務店の天井サーキュレーターは「4帖以上の居室」にしか付かない|3帖のユーティリティを4.5帖の洋室にした話

子供部屋については、開けて使う時期と分けて使う時期の両方があると考えて、建具にしました。

間仕切りの両端に残る「壁の凸」

3本引き戸を入れると、間仕切りの両端に壁の出っ張りが残ります。建具の枠が納まる部分です。

窓側の壁の凸。窓枠と間仕切り建具の枠の間に、細い壁が残っている

写真の中央、窓の枠と建具の枠の間に細い壁が写っています。これが窓側の凸です。

わが家の場合、窓側の凸も、反対側の凸も、どちらも約120mmでした。壁全体は2,610mmで、そのうち2,390mmが間口です。凸の幅は自分で選べるものではなく、間口と壁全体の関係で決まります

窓を小さくしても、凸は小さくならなかった

設計中、この凸をできるだけ小さくしたいと考えて、図面の段階で質問しました。返ってきた回答はこうです。

今は最短になります。窓枠と間仕切り建具の干渉があるためなので、(窓を)一回り小さいものに変更すれば窓枠と間仕切り建具枠の干渉がなくなり小壁が小さくなります。

つまり、窓を小さくすれば凸を削れるという説明でした。そこで窓を小さくする方向で図面を進めてもらいました。

ところが、次に届いた図面を見ても凸の大きさが変わっていません。そこで改めて質問しています。

洋室と洋室(2)の間の南面にある壁の凸は、これ以上フラットにできないってことでしょうか?これ以上小さくできなければ、窓を変更前の一回り大きいものが設置できそうですが、どうですか?

この質問への回答は、LINEでは「次の打ち合わせで直接説明します」というものでした。ここから先は口頭での説明になりますので、以下は施主側の記憶として読んでください。

説明の内容は、構造上これ以上小さくすることはできないというものでした。窓のサイズは凸を決める要因のひとつではあっても、それだけで決まるわけではない、ということです。

結果として、窓は元の大きさに戻しました。窓を小さくしていた期間に得られたものは、何もなかったことになります。

打ち合わせの内容が図面に反映されない件は別記事にまとめていますが、今回は反映漏れではなく、説明の前提そのものが実際には成り立たなかったという話です。

一条工務店の打ち合わせ内容が図面に反映されない?我が家で起きた9件の反映漏れと対策

反対側の凸にも、スイッチは付けられなかった

もうひとつ、この凸をめぐって通らなかった希望があります。

子供部屋の一方(図面上の洋室(2))は、図面の段階で照明スイッチが部屋の外に付いていました。部屋の中に入れたいと考え、反対側の凸を指して「狭いですが、この位置に設置できませんか」と、図に描き込んで依頼しています。

ところが修正後の図面を見ると、依頼した位置ではなくまた別の建具の横にスイッチが移っていました。そこで改めて確認しています。

確認ですが、子供部屋のスイッチは入り口になってなかったのは、お願いしてた位置ではできないってことですよね?

返ってきた回答がこれです。

建具横の小壁に設置できませんでした。なので、元の位置の方がよろしいかなと思います。

できない理由の説明は受けていませんので、幅が足りなかったのか、別の事情があったのかは分かりません。分かっているのは、依頼した位置には付かず、元の位置に戻ったという結果だけです。

凸の幅は自分で決められません。それなのに、そこに何を置けるかはその幅で決まります。間仕切りの端の壁は単なる余りではなく、スイッチの置き場でもあるというのは、設計中には意識できていませんでした。

コンセントやスイッチの位置が構造で決まってしまう話は、別記事でも書いています。

一条工務店のコンセント位置は、悩む場所だけ無料の3D CADで家電を並べて決めた

1年半使ってみて

基本は開けっぱなし

現状、この建具はほぼ開けっぱなしです。

子供部屋は基本的に夜寝るときにしか使っておらず、子供が1人で寝るのを嫌がるため、開けた状態のままにしています。閉めるのは、友達が来たときくらいです。

「せっかく引き戸にしたのに閉めない」という状態ですが、閉められる状態にしてあること自体に意味があると感じています。友達が来たときにすぐ個室にできるのは、建具を入れたからできることです。

ベッドを3つ並べることはできなくなった

前の家では、ベッドを3つ並べて寝ていました。この間仕切りがあるため、同じ並べ方はできません

住みはじめた頃は、正直なところ邪魔だと感じていました。ただ、子供が大きくなって並んで寝る必要がなくなったので、今は問題になっていません。

これは「わが家はたまたま時期が合った」という話です。小さい子供と並んで寝る前提が続くご家庭では、2室に分かれること自体がしばらく制約になります

気がかりなのは、音と光

いま気にしているのは、子供がもう少し大きくなったときのことです。

この引き戸は上から吊るされている構造で、床にレールがなく、建具の下に隙間があります。掃除がしやすい反面、閉めても隣の部屋の音と光は抜けます。

2人がそれぞれの生活時間で使うようになると、片方が起きていて片方が寝ている状況が増えます。そのときに喧嘩の種にならないか、というのが今の心配です。

1年半では答えが出ていません。実際に問題が起きたら、その顛末をまた書きます。

建てる会社をこれから決める人へ

部屋と部屋の間をどう仕切るか、開口をどこまで広く取れるかは、構造の考え方によって会社ごとに違います。間取りの提案を複数もらっておくと、「この開口は本当にその幅だけ開くのか」を早い段階で見比べられます。

複数のハウスメーカー・工務店にまとめて資料請求できるサービスがあります。届くのは各社の一般的なカタログが中心で、これだけで会社を決められるものではありません。比較の出発点として使うものです。建てる時期と建築予定エリアがある程度決まっている人向けです。

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こんな人は注意

  • 開口の広さを重視している方:間口=開口ではありません。わが家は間口2,390mmに対して開口1,500mm(約63%)でした。図面では間口ではなく、実際にひらく寸法を確認してください
  • 小さいお子さんと並んで寝る予定の方:間仕切りを入れると、2室にまたがってベッドを並べる使い方はできなくなります
  • 防音を期待している方:上吊り式で建具の下に隙間があるため、閉めても音と光は抜けます
  • 間仕切りの横にスイッチを置きたい方:凸の幅は自分で決められません。置けるかどうかは早い段階で確認したほうがいいと思います

まとめ

  • 間口2,390mm・建具1枚870mmに対して、実際にひらくのは1,500mm(間口の約63%)。開けても約890mmは建具が残る
  • 閉めたときの重なりは1か所あたり110mm(計算値)
  • 間仕切りの両端に壁の凸が残る。窓側・反対側とも約120mm。壁全体2,610mmのうち、間口が2,390mm。凸の幅は自分では選べない
  • 「窓を小さくすれば凸は小さくなる」と説明を受けて窓を変更したが、図面では変わらなかった
  • 口頭で構造上これ以上小さくできないと説明を受け、窓を元の大きさに戻した
  • 反対側の凸にスイッチを依頼したが「設置できませんでした」と回答され、元の位置に戻った。理由の説明は受けていない
  • 1年半、ほぼ開けっぱなし。閉めるのは友達が来たときくらい
  • 上吊り式で建具の下に隙間があるため、閉めても音と光は抜ける

この家を建てる過程で何度も出てきたのが、相談して決められる部分と、構造で決まってしまう部分の境目でした。コンセントの左右位置も、この壁の凸も、どこまでが希望を言える範囲なのかが事前には分かりませんでした。

はっきりしたのは、説明を受けたら、変更後の図面でそのとおりになっているかを必ず確認するということです。今回は確認したから元に戻す判断ができました。確認していなければ、必要のない小さい窓のまま完成していたはずです。

よくある質問

Q. 閉めたとき、隣の部屋の音は聞こえますか。

聞こえます。上吊り式で建具の下に隙間があるため、音も光も抜けます。防音を期待する用途には向きません。

Q. 壁の凸はどのくらいの大きさですか。

わが家は窓側・反対側とも約120mmでした。凸の幅は窓の位置や構造によって変わるので、図面での確認が必要です。

Q. 開けたとき、建具はどこに収まりますか。

3枚が片側に重なって収まります。壁の中に引き込むタイプにできないかも確認しましたが、できないという回答でした。そのため、開けた状態でも建具は室内に見えたままです。

Q. 寸法はどうやって測りましたか。

入居後にメジャーで実測しました。壁全体2,610mm・間口2,390mm・建具1枚870mm・開口1,500mmが実測値で、重なり110mmはそこから計算した値です。凸の120mmを含め、おおよその値として読んでください。

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