一条工務店のハニカムシェード、住んで分かった不満点3つ|後悔ではないけど正直に書く


一条工務店で家を建てると、窓には標準でハニカムシェードが付いてきます。断熱性能を売りにしている一条らしい装備で、これ自体はとても良いものだと思っています。

ただ、1年以上住んでみると「ここはちょっと不満だな」と感じる場面も出てきました。検討中の段階では気づきにくいポイントなので、これから一条で建てる予定の人に向けて、正直に3つ書いておきます。

先に言っておくと、これは「後悔している」という話ではありません。断熱という本来の役目はしっかり果たしてくれています。それでも知っておいたほうがいい、という温度感で読んでください。

そもそもハニカムシェードとは

ハニカムシェードは、断面がハチの巣(ハニカム)状になっているブラインドのことです。空気の層を内側に持つことで、窓からの熱の出入りを抑えます。一条の家は窓も含めて断熱にこだわっているので、その仕上げとしてこのシェードが付くイメージです。

ハニカムシェードにはいくつかタイプがあり、私が建てたグランドスマートの場合、追加費用なしの標準は、光をやわらかく通す「断熱タイプ」です。光をほぼ通さない「遮熱タイプ」は通常オプションで、我が家の仕様書では1か所あたり1,200〜5,000円ほど。リモコンで上げ下げできる「電動」も1か所1万円のオプションでした。ただ我が家はさらぽか仕様だったこともあり、遮熱タイプは追加費用なしで選べています。一条は商品ラインがいくつもあるので、何が標準で何がオプションかは、自分が建てる(建てた)商品で確認するのが確実です。

冬は窓辺の冷気を、夏は日射の熱を、それなりにカットしてくれます。ここは期待通りで、不満はありません。なお、断熱ハニカムは窓の結露が心配されることもありますが、我が家ではLDKの掃き出し窓のすみに少しする程度で、ほとんど気になりませんでした。

問題はそこから先の「使い勝手」の部分です。

不満点①:開け閉めの動作音がそれなりに大きい

我が家のハニカムシェードは、窓ごとに電動と手動が混在しています。リビングや子ども部屋など、毎日開け閉めする窓は電動です。

不満なのは、その電動の上げ下げのモーター音。とくに早朝に響くのが地味にこたえます。

私は早起きしてリビングで作業をするのですが、この時期は外が明るくなるのが早い。ところが我が家の主な窓は遮熱タイプ(光をほぼ通さないタイプ)なので、閉めたままだと部屋は暗いまま。だから朝いちばんにシェードを上げたいのですが、リビングの隣は子ども部屋で、しかも子ども部屋同士はスライドドアで仕切っている(壁がない)間取りのため、モーター音が家の奥まで響きます。子どもがまだ寝ている時間だと、起こさないか気になって、そっと上げられない……ということが起きます。

「電動だから静かにスッと動く」とイメージしていると、少しギャップがあるかもしれません。ちなみに、開けない前提で手動にした窓もいくつかありますが、住んでみると結局毎日開けていて「ここも電動にすればよかった」と思っている箇所もあります。

不満点②:赤外線リモコンではないので、スマートホームに組み込めない

これは私のように家じゅうをスマートホーム化している人にとっては、いちばん大きい不満かもしれません。

ハニカムシェードのリモコンは赤外線(テレビのリモコンと同じ仕組み)ではありません。そのため、SwitchBotのハブ2のような「赤外線リモコンを学習してSiriやアプリから操作する」タイプの機器では、ハニカムシェードを操作できないのです。

つまり「日の出に合わせて自動で開ける」「外出先からまとめて閉める」といった自動化に、ハニカムシェードだけは組み込めません。我が家では照明やエアコンはハブ2経由でSiri操作・自動化していますが、シェードはそこから外れてしまっています。

我が家のスマートホームの中心にいるSwitchBotのハブ2については、温湿度計とあわせて全10台を使い分けている記事で詳しく書いているので、あわせて読んでもらえればと思います。

不満点③:不具合が出ると「丸ごと交換前提」で、対応に時間がかかる

これは実際に経験した話です。

あるとき、一つのシェードの下端が斜めに傾いた状態になりました(記事冒頭の写真がその状態です)。一条のメンテナンスマニュアルには、「斜めになっている」「昇降時に異音がする」「動作に異常がある」といった場合はサポートセンターへ連絡、とあり、自分で直す方法は案内されていません。

そこでアプリのアフターメンテナンスから連絡したのですが、折り返しが来るまでしばらく時間がかかりました。担当者からは「この状態は故障なので、すでに新品を発注しました。都合のいいタイミングで丸ごと交換します」とのこと。部分修理ではなく一台まるごと交換する運用のようで、連絡から交換品が用意されるまで、ざっくり1ヶ月くらいかかりました。

ただ、フォローも入れておきます。費用は保証期間内だったため無料でした。そして拍子抜けな結末なのですが、交換に来た担当者が取り付け前に試しに数回上下させたところ、傾きが直ってしまったんです。結局、本体は交換されず、用意されていた新品はそのまま持ち帰っていきました。

つまり「斜めに傾いた=即・本体交換」とは限らないようです。とはいえメーカーの案内は「サポートセンターへ連絡」なので、自己判断で動かし続けるより、まずは案内どおり連絡するのが正しい手順だと思います。毎日上げ下げする消耗品的な側面はありますし、ネット上でも似た症状の声は見かけます。保証が切れたあとに丸ごと交換となると、それなりの費用と待ち時間がかかる可能性は頭の片隅に置いておくといいかもしれません(こちらは推測です)。

それでも使い続けている理由

ここまで不満を3つ書きましたが、外すという選択は考えていません。

理由はシンプルで、断熱という本来の役割はちゃんと果たしてくれているからです。一条の家の快適さの一部は、間違いなくこのシェードが支えています。動作音も自動化できない点も、「断熱を取るか、使い勝手を取るか」で言えば、私は断熱を取って納得しています。

要するに「完璧ではないけれど、役目は果たしている」装備だと思っています。

まとめ:これから採用する予定の人へ

これから一条工務店で建てる予定の人に向けてまとめると、ハニカムシェードは断熱面では期待してよく、その上で次の3点は知っておくと後悔が減ります。

  • 電動の動作音はそれなりに鳴る(静かな部屋・時間帯だと気になる)
  • 赤外線リモコンではないので、スマートホームの自動化には組み込めない
  • 不具合時の対応は丸ごと交換前提で、連絡から交換まで時間がかかる(我が家は保証内で無料・結局交換にならず直った)

どれも「やめたほうがいい」という話ではなく、「そういうものだと分かって採用すれば困らない」というレベルです。とくにスマートホーム派の人は、シェードの自動化は最初から当てにしない設計にしておくのがおすすめです。